空洞部にコンクリートや発泡材などで埋めて処理をした場合、多くはヒビ割れや劣化または隙間などから雨水が侵入し腐食が進む場合が多いです。 コンクリートを細かくして樹木に傷を付けない様取り除きます。また、茸やカビなどの根本付近は腐食している可能性が高いです。叩いて鈍い音や押してへこんでしまう、この様な場合は要注意です。 |
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腐れを発見したら、ワイヤーブラシやノミ等を 使用し、腐れ部分をすべて取り除き、風神機 や掃除機等で掃除をします。 |
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腐れを削った所に刷毛や霧吹器等で墨汁を倍に薄め隅まで丁寧に塗ります。 | |
網付きシートを曲げて空洞部に隙間なく 網付き基盤シートを空洞開口部縁の内側か ら外側に掛け、湾曲に曲げ設置、隙間は樹木 復元ねんどが空洞部にこぼれない様に新聞 紙等で塞ぎます。 |
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樹木復元ねんどの容器ごとに良く混ぜてから赤色黒色を混ぜ、下塗りを7mm程の厚みに刷毛等で塗り(ポイント) 上下に親指程度の通気孔を一ヶ所づつ貫通させます。 硬化時間は 夏季30分〜1時間・冬季6時間〜8時間程度かかる場合もあります。 |
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上塗りは大切な仕上げ作業です。下塗りは指 で触り、粘土が指に付いてこない状態になれ ば大丈夫です。下塗り同様に容器ごとに良く 混ぜてから赤色黒色を混ぜ、上塗りを5mm程 度刷毛等で塗り、(ポイント)下塗りで開けた孔 に合わせ上塗りから空洞部まで通気孔を貫通 させます。赤色黒色を混ぜながら木肌と似せ 刷毛等で塗り、竹ヘラ等で細部の模様をリアル に表現し乾けば完成です。 |
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管理として、復元した樹皮の隙間やヒビが出際、粘土で修復して下さい。 復元した樹皮の上下通気孔に蟻等が出入りしている様でしたら殺虫して下さい。 他にご不明な事や新規提案などございましたらご連絡を下さい。 |